バイクのセル回らない!ジジジと鳴る原因と修理費用は?
長期間、愛車のバイクを放置して、1年ぶりに乗ろうと思ってエンジンをかけようとしたらセルの音がしない!ジジジ・・・と鳴るだけでエンジンかからない。
こういった症状は5万キロ以上乗ったバイクに起こりがちです。
押し掛けするとエンジンがかかるケースも多いのでその場はいいですが、毎回だとさすがに面倒ですよね?
こういった場合、一般的に
・バッテリーの電圧が弱い
・電装系に異常で電気が十分に送られない
・セルモーターの不具合
などが原因と考えられます。
バッテリーが弱い場合は交換が必須です。
ただバッテリーが原因の場合、いきなりではなくそれ以前からセルの音が弱々しいなどの兆候があるはずなので、ある日突然『ジジジ・・・』と鳴ったというのであればほかの原因かもしれません。
次に電装系に異常で電気が十分に送られない場合ですが、簡単にいうと接触不良などでセルモーターを回すだけの電流が不十分だということです。
これは配線のどこかに不具合があるケースもあるのですが、私の経験からいうとバッテリーの+と-の端子が汚れていて接触不良を起こしているだけである場合が多いです。
この場合は汚れを紙やすりなどでしっかり落としてつなぎなおせば直ることが多いですので整備ができる人は自分でやってみるといいでしょう。
最後にセルモーターそのものが故障した場合です。
『ジジジ』と鳴ってエンジンがかからない時もあれば、日によっては何事もなかったかのようにセルが回った!という場合はセルモーターの不具合だと思って間違いありません。
一時的な応急処置としてはセルモーターそのものを小型ハンマーなどでコンコンとたたいて刺激を与えるとセルが回る可能性が高いです。
どうしても今日だけバイクを使いたいという人はこの方法は有効ですね。
ただ、この方法は何回も使っているとだんだん効かなくなっていきます。
根本的に直るわけではないのであくまで応急処置としてお考え下さい。
完全に修理する場合ですとセルモーターを分解してブラシというパーツを交換する必要があります。
自分で整備をする人は分解してみてよいですが、バイク屋に修理を依頼する場合は2~3万円程度の修理費用がかかります。
ただ、バイク屋さんによって料金が若干違ったりしますのでぜひお近くのバイク屋さんで聞いてみることをお勧めします。
◆バイクのセルモーターを直してもさらに修理費がかかってしまう可能性も・・・!
セルモーターを直せば今まで通り乗れると思うかもしれませんが、セルモーターは相当の距離数を乗っていないとなかなか故障しないパーツです。
逆に言うとセルモーターが故障するということはそれだけ酷使してきたということでもあります。
目安としては5万キロ以上の距離数を乗ってきたバイクに起こりやすい故障なのです。
あなたのバイクは現在5万キロ以上乗っていませんか?
それだけの距離数になったバイクはひとつ大きな注意点があります。
実はバイクの各パーツにガタが出てくるのが5万キロくらいからなのです。
バイクは5万キロあたりからチェーン、スプロケット、タイヤ、バッテリー、オイルといった通常の消耗パーツのほかに
・レギュレーター
・ジェネレーター
・リアホイールのハブのベアリング
・ブレーキディスクプレート(前後)
・フロントフォークのステムベアリング&オイル
・ブレーキキャリパー
などといったパーツに不具合が出始めます。
私自身がそれを経験しているのですが、故障箇所が次々に出てきて全部交換、オーバーホールをしました。
本当に一か所直ってもまた他が故障!という感じで結構忙しかったです^^;
これらの交換は私のバイクに限らず、どのバイクでも似たタイミングで交換、もしくはオーバーホールが必要です。
なぜかというと上記のパーツは走行中に大変負担がかかりやすい箇所だからです。
日本でバイクを10万キロまで走行する人は少ないですから、メーカー側もそれを想定して作っていないんでしょうね。
それでも私はそのバイクを14万キロまで乗りましたが、それは私自身がこまめにメンテナンスしていたからだというのもありますのであまり参考にはしないでくださいね(笑)
逆に、普段から整備をしないバイクである場合、悪くなった箇所を直さないまま走ってしまうので周辺のパーツにも余計な負担をかけてしまい、どんどん状況が悪化していきます。
それが積み重なるとかなり早い段階でガタができてまい、修理箇所が噴き出したかのように一気にでてくる傾向が強いです。
ですからセルモーターを直しても近いタイミングで他のパーツが壊れる時期でもあるのです。
その結果、修理費用は結構かかるかもしれませんが、これからも長く乗り続けたいのであれば早めにやった方が賢明ですね。
ちなみに補足しますと上記のリストアップしたパーツは部品代だけで結構高額です。
自分で修理できるならパーツ代だけでいいのでトータルで10万円以内で済みますが、バイク屋さんに修理を依頼するのであれば工賃が追加されるので15万円以上、場合によっては20万円くらいかかるケースもあるので一応頭に入れておきましょう。
◆バイクのセルを修理しないという選択もある
ですから、もしあなたが今のバイクに愛着があるのであれば修理してみてもいいとは思いますが、あまり乗る機会がないというのであれば手放すというのも選択肢の一つです。
一回リセットしてからほかのバイクなりを買いなおしたほうがかえってスッキリするかもしれません。
そうなると、動かないバイクはどこで引き取ってくれるの?
という話になりますが、バイク屋 さんで引き取ってもらうとなると当然ながら、処分費用が発生します。
長期で放置されたバイクとなるとあなたの自宅まで出張する事になりますから出張費用もかかります。
処分一つにもなにかとお金がかかるものです。
まあ人気車種であれば動かなくても売れる可能性もありますが、売る側の立場からすればできるだけ安く買いたいですから色々と理由をつけて二束三文になってしまうことは可能性は高いですね。
あと陸運局での廃車手続きの手間もあることもお忘れなく。
◆セルが回らないバイクでも意外と高く売れるかも?
しかし、もうひとつ方法があります。
それはバイク買取専用の業者を利用するという方法です。
例えばバイク王はおすすめです。
なぜバイク王がオススメなのかということですが、実は バイク買取サービスであるバイク王では不動車などの買取も積極的に行っています。
バイク王ではたとえ事故車による不動バイクであっても、まだ使える部品を利用して単車を修理して海外で売ることも事業にしています。
つまり不動バイクであっても部品としての買取需要が高いので高額買取してくれやすいわけです。
もうひとつおすすめの理由は実際に買取する前に自分のバイクの査定額がおおまかに把握できます。
こちらをご覧ください。
↓↓↓
このようにバイク王のHPにはお試し検索ができるようになっており、その結果から判断して査定に来てもらうかどうか判断もでき ます。
もちろん、お試し査定は目安でしかありません。
実際の査定額は現物を見ないとわからない部分も多いため状態によって変わることは当然あります。
しかし、査定額が納得できない場合は断ればいいだけです。
ちなみにバイク王は10年以上前に『強引な押し買いをする』という悪い噂もありましたが2013年に『特定商取引法』が一部改正され、買取業者は出張査定で『売るまで帰りません』などといった強引な取引ができなくなりました。
買い取るまでしつこく食い下がる行為が法律でできなくなったので安心して査定してもらうことができますよ!
実際、『これから他社と比較して検討したい』と言えばすんなり帰ってくれます。
また万が一、買取成立後にやっぱり売らなきゃよかった!という場合でも1週間以内ならクーリングオフ制度 がしっかり適用されるので安心です。
(※もし買取が決まった場合は査定員が契約書と一緒にクーリングオフ制度の説明書もくれます)
ですから自分のバイクの相場を知るくらいの軽い気持ちで無料査定に申し込んでみてもいいかもですね。
ぜひ参考にしてみてください。